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どうも皆様お疲れ様です。「かずろっく」です。
今回は平日の夜に私が子供のころから非常に非常に気になっていたもののなかなか足が運べず30余年、ようやく足を運ぶことができた。町中華に訪問・実食することができました。
そのお店はJR船橋駅目の前に戦後から店を構える老舗町中華【栄華光(えいかこう)船橋本店】です。
船橋の中華料理店といえば地元の人がまず出てくるのが【東魁楼(とうかいろう)】が出てくると思いますが、【東魁楼】と同じく歴史があるお店がこちら【栄華光】さんになります。
正確な創業は不明ですが地域住民の方によると第二次世界大戦終戦間もないころからあったと聞きます。
まずお店の料理や味、雰囲気の前に軽く画像で歴史を軽く投稿してみたいと思います。
【栄華光 船橋本店】の歴史資料
(昭和27年(1952年)9月頃に撮影された船橋駅南口駅前通り。「まいぷれ船橋市」より引用。)
このころは高度経済成長期前の写真で画像の右手にお店があるのがなんとなくわかるような気がします。
(改築前の栄華光、1990年代後半頃)
改築前のお店の雰囲気を私は幾度となく見たことがあります。まだこのころは画像の先に京成がまだ高架化される前で開かずの踏切で常に駅前通りは渋滞していたのを記憶に残ります。
(現在の船橋駅南口前)
お店が改築・改装されたのは今から10年ほど前。船橋駅南口も昔に比べたら再開発されたことによってだいぶすっきりしましたね。
店頭と食品サンプルショーケース
食品サンプルのショーケースはこのようなラインナップ。美味しそうに見えるかどうか人それぞれだと思いますが、気になったのは料理の値段が意外にリーズナブルな価格設定になっていること。麺類が平均で900円前後で食べられること。
チャーシューが乗ったオーソドックスなラーメンもいいですけど、中華なので今回は五目麺とか中華料理にちなんだメニューと頼むことにしようと思います。
訪問した時間は平日の夜9時頃だったのでさすがにランチはやっていませんでした。ランチタイムでは900~1,100円の価格帯でボリュームとセットの種類が多くあるのでランチも気になるところであります。
店内
店内はカウンター席が左側に20席以上、4人掛けのテーブル席が10卓ほどあり思っていた以上に広いというか奥行きがあります。
キッチンは壁で遮られて、調理風景を見ることはできませんが、全席が非常にゆったりとした雰囲気で清潔感もあり、落ち着いて食事をできることができます。
注文方式は改装前はメニュー表からホールスタッフに声をかける注文制だったかと思いますが、今は画像のように最近ファミレス等で見かける、タブレット端末で入力してオーダーするシステムになっております。
メニュー
まずは定食類からざっと一部だけ見ていこうかと思います。「回鍋肉定食」、「麻婆豆腐定食」、「レバニラー炒め定食」など一般的な定食はもちろん用意されていますが、なかでも「三種盛り定食」がかなりボリュームがあって気になるところですね。
麺類
こちらは醤油味の麺類のメニュー。定番な「ラーメン」から「広東麺」まで豊富なラインナップで最初から気になって仕方がありません。
「チャーシュー麺」がなんと980円でしかもチャーシューが大き目なものが5枚入っていて今のご時世で1,000円を切るこの価格。「ワンタン麺」も餡が多めなワンタンが乗っていて非常に美味しそうですね。
そして塩味の麺類のメニュー。「タンメン」から「えびそば」など海鮮系が多くラインナップされております。
次に「その他」の麺類のメニュー。ここには「みそラーメン」から「台湾ラーメン」、「坦々麺」など種類が豊富にあります。どの麺類を正直頼んでいいかわからないほど美味しそうに見えます。
最後に「汁なし」のメニュー。「五目焼きそば」、「かた焼きそば」、「ジャージャー麺」のラインナップ。訪問当日はちょっと寒かったせいもあったのでこちらは今回スルーします。
一品料理
一品料理は「酢豚」、「麻婆豆腐」、「黒酢豚」、「豚肉の山椒炒め」といういたってオーソドックスなメニューが用意されています。今回はその中でも「レバニラー炒め」がどうしても体が欲していたので麺類の注文の前に単品の「メンマ」と「レバニラー炒め」を注文していきます。
「メンマ450円」と「レバニラー炒め1,000円」
まずは単品の「メンマ」から。生ビール🍺と一緒にいただきたいと思います。
「メンマ」は450円という価格もあることながら、画像では伝わりにくいかと思いますが、結構なボリュームがあります。そして一口食べてみると、塩味と甘さが控えめでメンマの食感は柔らかく調理されており箸が進む美味しさであります。
これといった特徴はありませんが、多くの中華料理店だと「八角」を入れている店もありますが、私「八角」が大の苦手なので味付けは非常にシンプルなこともあって非常に食べやすいです。
「レバニラー炒め」
先ほどの「メンマ」が到着してから数分もたたないうちに「レバニラー炒め」が出来立てほやほやで到着しました。
そしてこの片栗粉でコーティングされたレバーがテカテカしているのがなおいいですね。
まずいきなりレバーから一口。これはこれはなんと驚きの旨さ。今まで町中華で何度かレバニラを食べたことがあるのですが、食感がしっとりフワフワしていて柔らかく、臭みも全くありません。そして通常レバーの臭みを消すためにニンニクを使用しているかと思いますがニンニクの香りも全くと言っていいほど感じないのに味付けもしょっぱくなありません。
私がレバニラを食べた中で過去一の旨さだと思います。さらにニラや玉ねぎやもやしもシャキシャキしていながらも水っぽさは全くなく、からといってしっかりと炒められて味も全くしつこくありません。これは非常に絶品。
ご飯のおかずに合うのはもちろんのことお酒のつまみとしても最高すぎます。またまたさらに驚いたのが通常レバニラー炒めは食べ進めていくうちに時間の経過ともにもやしから水分が出て、汁物を食べているのかなんだかわからなくなりますが、ここのレバニラはもやしや玉ねぎからの水分が最後までほとんど出てきません!
画像のようにほとんど野菜から水分が出てくることなく水っぽさも全く感じることはありません。これは失礼になるかと思いますが、コンビニやスーパーのレバニラ炒めはレバーが固く、多少レバーの臭みが出てしまい、ニンニクの香りが強いものと比べると雲泥の差がありレバニラの概念を覆されるかの旨さでした。再訪した時はまた頼みたいです。
2杯目にハイボールを頼みましたが、レバニラー炒めとの相性はビールよりも個人的にはいいと思います。
「海鮮麺」1000円
最後に麺類を注文するときは最後の最後まで悩みました。オーソドックスなラーメンやみそラーメンにしようかと思いましたが、中華に訪問したのだから海鮮五目的なものにしようとこちらの「海鮮麺」を注文することにしました。
こちらは注文してから10分くらい経過してから着丼しました。こちらが今回のメインの「海鮮麺」です。
盛り付けは非常に上品で高級感が漂います。麺量は「並」、「少な目」、「大盛」から選べますが、今回の麺量は「並」です。
まずはスープから一口。鶏ガラや魚介の出汁を感じながらも塩味は̚カドが立っておらず、口当たりは非常に優しくて飲みやすいです。
麺は加水率がやや高めのちぢれ細麺で、のど越しと舌触りがいいですね。
海鮮類のホタテは卵巣付きのモノを使用しており、苦味がほとんどなく、噛むごとにホタテの旨味が口に広がりいい食感となっております。
イカは包丁で細かく切り込みを入れており、スープの旨味を吸い込んで非常に柔らかいです。
エビはぷりぷりで固くなく、一口パクリと噛むとエビの甘さが感じられます。
タケノコや青菜も新鮮でシャキシャキしておりいいアクセントとなっています。
途中からコショーを入れると味全体が閉まって箸が止まらなくなってしまいます。
エビ、イカ、ホタテの火の入り具合も絶妙ですが、脇役の野菜がとにかく素材を生かす調理を施しており物足りなさを感じることなく、このまま完食。ごちそうさまでした。
感想&まとめ
今回お店の存在を知ってから30年余りようやく初訪問・実食した船橋駅目の前の【栄華光船橋本店】さんなんですけど、かなりハイレベルな料理で久々に旨い中華を食べたなという印象があります。
Googleの口コミはけっして高いほうではないんですが、ホールスタッフの接客はちょっと不愛想なところもあったのでそこらへんが評価が高くない原因なのかなと思います。ただそれ以外はもう文句のつけどころがないどころか「なんでこんな旨い店にいかなかったんだろう?」という思いが強いです。
今回は餃子を頼みませんでしたが、次回は餃子と炒飯、ほかの麺類にも挑戦したいと思います。
アクセス&営業時間
住所:千葉県船橋市本町4丁目2−21
アクセス:JR総武線各駅、快速線、東武野田線「船橋駅」南口より徒歩1分
営業時間:11時00分~23時15分
定休日:無休
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